実はとても高いお見合婚の満足度
結婚をしたカップルのうち、残念ながら何割かは数年ののちに離婚という選択をしてしまいます。
しかし実際に離婚に至ったカップルについて細かく調べてみると、実は自由恋愛で結婚をしたカップルよりも見合い結婚をしたカップルの方が離婚率はぐんと低くなっているということがわかります。
人は自分で選択をしたときに強い幸福感を感じるものですが、必ずしも選択をした結果について永久的に満足をするかというとそういうわけではありません。
江戸時代などの武家の婚姻においては自分で相手を選べることはまずなく、家同士の策略により婚姻をさせられたというケースがほとんどでした。
しかしそうした本人の意志があってないようなものであった婚姻制度においても歴史に残るような素晴らしい夫婦が誕生していたりしますので、結婚相手を自分の意志ではなく周囲の勧めによって決めるという方法もあながち間違いではないということがうかがえます。
お見合いの場合、事前にどういった人であるかをお互いに調べあった上で結婚をするかということを決めるので、街中で声をかけられたというような出逢いに比べてお互いの身元がしっかりしているというところがメリットになります。
また知り合いなどを介して紹介を受けたということが結婚生活において自分勝手な行動を抑制することにもつながり、むしろ長続きできる夫婦生活をお互いで意識することができたりします。
夫婦生活が始まってから育てる愛情
見合いでの結婚が自由恋愛での結婚と大きく異なるのが、お互いが男女としてお付き合いをしていく課程が結婚前ではなく結婚後から始まるということです。
もちろんお見合いをしてそこからまずはお付き合いをするという段取りをとることもあるでしょうが、その場合も結婚が前提となるためお付き合いも結婚式と入籍までの時間の一つとしてカウントされます。
恋愛関係で付き合う相手の場合、盛り上がりも大きいですが逆に冷めてしまった場合の落差も大きくなってしまいます。
その点お見合い結婚の場合は最初から恋愛ではなく結婚相手として出会うため、盛り上がりと冷却の落差が少なくなるのです。
周囲の人を信頼し、よい人を紹介してもらうのを待つというのも一つの婚活方法としてありかもしれませんね。
