なぜその婚活はうまくいかないのか?
婚活についての体験談を見ていると、イベント参加や結婚相談所への登録から数ヶ月で相手を見つけることができたというふうに喜ぶ声がある一方、既に数年目に突入しているのに全く手応えがないというような意見が見られていたりします。
結婚を希望する相手をダイレクトに見つけることができる婚活ではありますが、やはりそれは人と人との出逢いなのでタイミングによりすんなりとうまくいく場合もあればなかなかうまくいかないということもあります。
しかし婚活を開始してから何年も経つのに一向によい出逢いがないと嘆いている「婚活失敗談」を詳しく見ていくとそこには一定の共通点があることに気が付きます。
婚活のプロからもよく言われる意見ですが「婚活を成功させるための方法はたくさんあるが、失敗する理由はだいたい決まっている」ということがあります。
まずは早くに婚活を成功させるために、やってはいけないNG行為は何かということを知っておくようにしましょう。
男性女性関係なく、まず婚活でうまくいかないタイプの代表として挙げられるのが「相手に過剰な希望ばかりを押し付ける」という人です。
女性ならば「年収は○○千万円以上、一部上場企業勤務、持ち家、車有り、両親と同居なし」など、男性ならば「年齢は○歳まで、身長は○センチまで、自分よりも学歴がやや下、料理ができる」などといった条件を次々と挙げていくような人です。
結婚とは両性の同意によって行うもの
結婚相談所に登録をするような場合などには最初に何らかの条件提示を求められるのが普通です。
登録時に必ず聞かれるのが「容姿・学歴・年齢・収入(職業)」といった項目ですが、それらはデータベース化されて他に希望をする人からの検索対象となります。
この先の長い人生をともにする結婚相手を探すのだからできるだけ自分の希望にあった条件の人を選びたいと考える気持ちはよくわかるのですが、そうした条件優先の考え方があまりにも行き過ぎてしまうと結婚相手も人間であるということを後回しにしてしまいます。
先に述べた条件ばかりをたくさん上げる人によくあるのが、自分の条件(=やってほしいこと)は優先するけど自分自身が相手に対して何をしてあげたいかということが全く考えに入っていないというケースです。
実際に婚活パーティーの席で初対面の男性に対し「年収は?」といったことをズバリ聞いてくる女性がいるのですが、仮にそうした話の切り口をされてすぐに好印象を持つ男性はほとんどいないでしょう。
条件を持つのが悪いということではなく、自分の希望は客観的にみて厚かましいレベルではないかということをしっかり意識しておくことが大切です。
条件はむしろ人柄の方が大切
結婚相談所や婚活の席が便利なのは、男女とも結婚を意識しているということからある程度の経済力は担保されているということです。
貯蓄ゼロ、定職もないという人が婚活パーティーに来る可能性もないわけではないのですが、少なくとも家庭を持ちたいと思う人なら金銭的な安定は備えているのが普通です。
年収のレベルについては希望がそれぞれあるかとは思いますが、その点がクリアできていればむしろ大切になるのはその人の性格です。
一目惚れという言葉もありますが、一目惚れされる人というのは見た目に清潔感があったり、品位や知性があることをどこかで匂わせることができている人です。
誠実であることや健康であることといった、一緒にいてストレスを感じない相手であるということを優先的に考えて相手を選べば条件だけで相手を品定めするときよりもずっと出逢いのチャンスは広がるはずです。