結婚のメリットとは何か
現在の日本の法律では「婚姻」は男女の両性の同意に基づいて行う一夫一妻制となっています。
婚姻によって発生する義務は扶養と貞操を守ることとなっており、その2つのいずれかが守られなくなった場合には離婚の正当な理由となります。
実際の結婚においては同居をして生計を同一にした共同生活をしていくということが結婚による一般的な効果となり、夫婦ふたりで協力をしながら一つの家庭を守っていきます。
結婚のメリットとはまさにそうした法律的に認められた共同生活を送る相手を得られるということであり、パートナーがいる生活を築いていくことができます。
子供を作り出産をしたという場合にはその子供を一緒に育てていくということになり、自分たちの家族が増えていくという喜びを感じることができます。
経済的に助け合う人ができるといった物理的な効果ももちろんメリットなのですが、それよりもむしろ生涯を共にできるパートナーができ、自分の子供を持ってその成長を見守っていくことができるというのが結婚の何よりも大きなメリットといえるでしょう。
結婚のデメリットは?
結婚のデメリットについても長年に渡り議論の的になってきたことです。
「結婚は人生の墓場」といった言葉もありますが、特に男性にとっては独身時代の自由な生活の大半が失われてしまい、時間的にも金銭的にも以前までとは比べ物にならないくらいに厳しい立場になってしまうということが挙げられます。
現在の晩婚化の原因にもこの「自由がなくなる」ということは大きく挙げられており、パートナーや自分の子供を持ちたいという気持ちよりも自分自身の生活を大切にしたいと思ってしまうとどうしても結婚という行動には踏みきれなくなってしまいます。
女性にとっても結婚をするということは自身にとってのキャリアの中断になってしまう重大な問題になります。
コストパフォーマンスということでいうと結婚は生涯において自分が使えるお金を大きく減らすことになるため、そうした「自分のための人生」を考えるとやはりデメリットの方が多く感じられてしまうかもしれません。
結局は自分の気持ちが大切
結婚をするかしないかという判断をする基準は人それぞれだとは思いますが、一つ言えるのは損得だけを考えてするものではないということです。
一人でいて寂しいから家には誰かがいて欲しいと思っていたり、自分の老後の世話をしてくれる人が欲しいという理由で子供を作るという人もいるのでしょうが、長い人生の中で考えるとそうした損得計算はあまりあてにはならないものになります。
結婚をしたいと思う気持ちそれ自体を深く分析して考えることはあまり意味はなく、したいと思える気持ちがあるということが最も大きな結婚の動機であると言えます。
大切な人がいるという生活をしたいときにはぜひ自分から積極的に愛する人を見つけられるような行動をとってみてください。